Bスポット(クロールチンク)療法・上咽頭擦過療法・EAT

上咽頭(鼻の奥にある、のどの一番上の部分)に塩化亜鉛を塗布する治療(俗にいうBスポット治療)は、東京医科歯科大学の故堀ロ申作教授が1970年頃に提唱された治療法です。
当時は万病に効くと宣伝されたため、科学的な評価を受けることはできませんでした。
しかしながら、近年になってその効果発現のメカニズムの一部について説明可能となり、上咽頭擦過療法(EAT)と呼ばれ、再評価されています。
当院でもこの処置により後鼻漏やのどの違和感、さらには頭痛、肩こり、慢性疲労、めまい、咳などの様々な症状がおさまる患者さんが多数いるためこの治療を行っています。

週に1,2回のペースで通院していただき、1か月ほど行って効果があれば、症状・所見が改善するまで1,2週に1回で継続することをお勧めしています。
この治療は保険診療です。原則、病変と治療評価のために鼻からの内視鏡検査(3割負担で1800円)を月に1度行っています。


注意点
〇 上咽頭の炎症が強い方ほど、薬がしみて、ひりひりとした痛みが出ます。 
  痛みが強い方は数時間、まれに翌日まで痛みが残ったりする場合もあります。
  痛みが強い方のほうが、その後の症状が改善する傾向にあります。
○ 薬を塗った後、唾液に血が混じる事が翌日くらいまで続くことがあります。
  この出血も上咽頭の炎症が強い方ほどある傾向にあります。
○ 薬を塗った後、鼻水や痰が数時間程度続くことがありますが、
  これは上咽頭の粘膜が薬で刺激を受けたためにおこるので心配はありません。
○ 治療をした後の飲食の制限はありません。
○ 治療をしている期間中に、薬を塗る前よりも症状が強くなったり今までになかった、
  頭が重く感じたり顔が腫れぼったくなることが一時的にあります。






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